松尾研発スタートアップ®︎であるPanda株式会社(本社:香川県、代表取締役:田貝奈央)は、愛媛県が推進するデジタル実装支援事業「トライアングルエヒメ2.0」の令和8年度新規採択プロジェクトに採択されました。
本プロジェクトでは、海事産業における設計から製作、外注、納品までの工程を一元管理し、生産状況をリアルタイムで可視化するプラットフォームの開発に取り組みます。AIを活用した製作計画の最適化と工程管理の高度化を通じて、造船業の生産性向上と持続可能なものづくりの実現を目指してまいります。
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、海事産業における製作計画や工程管理をAIとクラウド技術によって高度化し、現場の生産性向上を目指します。
造船業では、案件の増減や外注先との調整が日常的に発生し、設計・製作・外注・納品まで多くの工程が複雑に連携しています。その一方で、進捗状況の把握が属人的になりやすく、「現在どの工程まで進んでいるのか」「どこで滞留が発生しているのか」をリアルタイムに把握することが難しいという課題があります。
本プロジェクトでは、現場業務に合わせた進捗登録の仕組みを構築し、設計から製作、外注、納品までを一元管理できる生産可視化プラットフォームを開発します。
また、生産実績や工程データをAIで分析することで、製作計画の最適化や工程のボトルネック把握を支援し、より効率的な生産体制の実現を目指します。
Panda株式会社の取り組み
Panda株式会社は、香川県を拠点とするAIスタートアップです。東京大学 松尾研究室発スタートアップ®︎として、画像認識・生成AI・最適化技術を活用した製造業DXに取り組んでいます。
蓄積された生産データを活用することで、
- 設計から製作・外注・納品までの進捗をリアルタイムに可視化
- 社内工程・外注工程を一元管理
- AIによる製作計画の最適化支援
- 生産状況に基づく迅速な意思決定を支援
を実現し、現場負担の軽減と生産性向上を目指します。
今後の展望
本プロジェクトは、単なるシステム開発ではなく、実際の製造現場への実装・定着までを目標としています。
実証を通じて得られた知見をもとに改善を重ね、愛媛県内での実装を起点として、全国の造船所や海事関連企業への横展開を目指します。
Panda株式会社は今後も、AI・画像認識・最適化技術を活用し、日本の海事産業の競争力向上と、持続可能なものづくりの実現に貢献してまいります。
トライアングルエヒメ2.0について

本事業は、令和8年度「トライアングルエヒメ2.0」の採択事業として実施するものです。事業の詳細については、トライアングルエヒメ2.0公式Webサイトをご覧ください。
https://dx-ehime.jp/
【事業概要】
愛媛県では、デジタル・ソリューションと関連技術を愛媛県内事業者・自治体等に実装し、地域課題の解決にチャレンジする「トライアングルエヒメ」を令和4年度より推進しています。令和7年度からは、デジタル技術を県内産業への現場実装・定着・横展開により、県内産業の「稼ぐ力」の強化や現場でデジタルを使いこなす人材を育成するとともに、全国共創拠点との連携による地域課題の解決やデジタル企業の県内誘致、さらには実装成果のマッチングにより新たな稼ぐ力の創出につなげる「トライアングルエヒメ2.0」が始動しています。

